密教霊験所・祈祷祈願処 天峯院

困ったとき、悩んだときの現代駆け込み処

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平成二十二年 十月(神在月)の言葉

何事も「させていただきます」という考えを持って毎日を過ごしましょう。
(但し、見返りを求めず、期待をせず、損得を考えず、身勝手都合をのぞまない)

皆さん秋の彼岸はどのように過ごされましたか?
彼岸は単にご先祖様にお供物をしたり冥福を祈るだけではなく、ご先祖様と私達が『六波羅密』を実践することが大切です。
『六波羅密』とは
「お互いに尊敬し助け合う(布施)」
「世の中の決まりを守る(持戒)」
「何事も辛抱づよく貫く(忍辱)」
「正道に努力し自分の勤めを真剣に励む(精進)」
「常に心の落ち着き保つ(禅定)」
「信心の眼を開いて物事を正しくみる(智慧)」
この六つのことを守り通すなら必ず彼岸に行くことができます。

皆さんもよく使う数珠
百八の珠があり、何回お経をあげたかを数えるためにも使われていました。
念珠とも呼ばれ人間の持つ百八の煩悩を浄化し悟りの境地に入ることを意味しています。
数珠をもって
「南無帰依仏」(仏様にお使えします)
「南無帰依法」(仏様の教えを守ります)
「南無帰依僧」(一生懸命させていただきます)
と繰り返し唱えて下さい。
「○○している」「○○してやった」という考えでは物事は上手く行かない。
何事も「させていただきます」
という考えを持って毎日を過ごしましょう。

 

今月の教え

自然の恵み、御先祖様に感謝
両親、周りの人々に感謝
今、あることに感謝
感謝の心に不満なし
感謝の心すなわち
おもいやりのこころ
見返りをもとめず
押しつけることなく
比べることなく
自己満足ではなく
自己中心ではなく
つもりは所詮つもり
周りが一番、自分は二番
日々感謝、日々反省
楽しき人生なるか

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