平成二十五年 二月(如月)の言葉
我が行いを認め、懺悔反省する者に救いの道あり
先日ある方の遺品整理をさせていただきました。
故人の思い出がつまった大事な品で、なかなか整理できないのも分かります。
しかし、亡くなった方はすでに前に進んでいらっしゃいます。
生きている私たちも一つの区切りを付け、新たなスタートを切らなくてはいけません。
神も仏も私たちの言動、行動、心の中、全てを見ておられます。
思い違いや勘違いをしてしまった時はごめんなさいと謝る気持ちが大切です。
しかし、謝っても許されない罪もあります。
例えば交通違反をして逃げ切ったとしても、その罪は消えません。
そんな親が同じようなことをした子や孫を叱ることができるのでしょうか?
同じような罪を子や孫が犯すのは、自分に原因があるのです。
罪を認め、懺悔をしなければ、救われることはありません。
今年は良い悪いがはっきりする年です。
まっすぐに自分に正直であれば、悪いことも振り掛からないでしょう。
清らかな心を持ってご先祖様に自分の目標をどんどんお願いしましょう。
どんな事でも、やる前から無理と言わず、まずやってみる。
すぐにできなくても、そこへ向かう姿勢が大切なのです。
今月の教え
神佛はすべてを見ている
人が知ろうが知るまいが
言う事・なす事・思う事
見抜き見透し心の底までも
偽善者に救いの道なし
過去を振り返り、我が行いを認め
懺悔反省する者に救いの道あり