平成二十五年 四月（卯月）の言葉
自分勝手過ぎる考えは決して通りません。
亡くなった方は、あなたの心の中や周りの環境など、全てを知っておられます。
間違った思いは持たないでほしい。そして、前を向いて歩んでほしい―
それがご先祖様の思いです。
「何もしないと守ってくれないかもしれない」「バチが当たるかもしれない…」
そんな思いで、ご先祖様と向き合っても意味がありません。
忙しいなら、ちょっと食事をしている時に「ご先祖様、一緒にいただきましょう」と
心の中で、声掛けして下さい。
自分中心で物事を考えると、得てして間違えることが多いものです。
「神様やご先祖様は何をしても、きっと守ってくれるはず」―
そんな考えを持っていませんか？
自分勝手過ぎる考えは決して通りません。中には謝っても許されない罪もあります。
亡くなった方は私達にバチを当てるようなことはされませんが、
自分勝手に解釈し、間違った考えばかり持っていると、守って下さらなくなります。
あなたが気付くのを待っておられるのです。
宗教とは、人を殺しては駄目だとか、人を騙してはいけない、など、
教えの根本を説いたものです。
それをどの視点から見るか、どのように解釈するかの違いだけで、
何教、何宗といった違いは、つきつめていけば皆同じです。
どれが一番、というものではありません。
今月もあらためてご先祖様に感謝の心を持ち、自分の姿勢を振り返り、
間違いがあれば素直に認め、元気に過ごしましょう！
今月の教え
神佛はすべてを見ている
人が知ろうが知るまいが
言う事・なす事・思う事
見抜き見透し心の底までも
偽善者に救いの道なし
過去を振り返り、我が行いを認め
懺悔反省する者に救いの道あり