密教霊験所・祈祷祈願処 天峯院

困ったとき、悩んだときの現代駆け込み処

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平成二十五年 十月(神在月)の言葉

森羅万象の中で私達は生かされているのです。

お彼岸も過ぎ、秋も深まってまいりました。
お彼岸とは亡くなった方々が今一度、生きていた時を振り返り、
一つ上の段階に上がっていただく期間のことです。
ご先祖様は私たちの心の中、腹の中をしっかり見ておられます。
隠し通せるものではありません。
言い訳をすればするほど、だんだんと暗い穴に入っていきます。
嘘をつかず、自分勝手な行動・言動は慎み、正直に生きていきましょう。
できないのに、「できます。分かります」と言う人が多いように感じます。
分からないなら、分からないと素直に言うことが大切です。
つっぱっていても恥をかくだけです。
間違った行動をとっている人には、ただ単にダメだと言っても効果がありません。
〝なぜダメなのか、なぜ間違っているのか〟を理解させなくてはいけません。
誰しも、喜怒哀楽があるものです。
天気が良い日もあれば悪い日もあります。
森羅万象の中で私達は生かされているのです。
ご相談を受ける中で、本来なら一呼吸置いて話せばいいのですが、
私も、ついカッとなって怒ってしまうこともあります。
生きている限り、修行ですね。
人それぞれ、様々な生き方があります。
人のことを羨ましがってはいけません。
表面上は良くてもその人の本当の姿は分かりません。
しょせん、上辺は上辺です。
中から滲み出てくるものがその人の本当の姿だと思います。
人と比べず、あなた自身の明確な目標・目的を持ちましょう。
そこへ向かって一生懸命努力するのです。
目的意識を持てば、あなたはきっと変われます。

 

今月の教え

ひとりよがりの考えを持っていると、
自分に返ってくる。
自分の考えを押しつけず、
人の話を聞き入れる。
聞いて上手く行くのも自分。
聞かずに苦労するのも自分。

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