平成二十八年 十二月（師走）の言葉
物事には全てに原因があります。
仏教の根本に四諦八正道という教えがあります。
これは、物事には全てに原因があり、
その原因が分からないと解決できないというものです。
例えば、物を盗んで、捕まった。
理由は、会社をクビになり、生活するお金がなかったから―
どんな言い訳をしても物を盗ったという事実は消えません。
言い訳をしたり、居直ったりしてばかりでは生きていけません。
いずれ天罰がきます。
悪い原因には、悪い結果が返ってくるのです。
してしまったことは素直に認め、今後どうするかが大切。
根本の原因を見つめ、自分の能力に応じて、
仕事を探し、一生懸命働くことが解決への第一歩となります。
自分に正直になり、自分を知る、そして世の中を知ることが大切です。
人間誰しも間違い・思い違いはあります。
素直に認め、同じ過ちを繰り返さないようにしましょう。
また、人をうらやまないようにしましょう。
自分が努力すれば良いのです。
人生は人それぞれ。
何が幸せかは、その人によって異なります。
自分一人では生きていけないことを自覚し、ご先祖様、両親、周りの全てに感謝。
そして目標を持って日々を過ごしましょう。
今月の教え
神佛はすべてを見ている
人が知ろうが知るまいが
言う事・なす事・思う事
見抜き見透し
心の底までも
偽善者に救いの道なし
過去を振り返り、
我が行いを認め
懺悔反省する者に
救いの道あり