密教霊験所・祈祷祈願処 天峯院

困ったとき、悩んだときの現代駆け込み処

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令和五年 二月(如月)の言葉

自己中心的になっていませんか?

仏教の教えの中で〝貪瞋痴(とんじんち)〟という言葉があります。
煩悩の数は百八あると言われますが、特に重要なのがこの〝貪瞋痴〟。
〝貪〟とはむさぼること、貪欲に際限なくあれこれ欲することです。
〝瞋〟は、不快なものに対して激しく怒ったり、妬んだり、恨んだりすること。
〝痴〟は自己弁護に走ったり、常識知らずで自己利益しか考えないような人のこと。
〝貪瞋痴〟を分かりやすく言えば、自己中心的な心という意味です。
完全になくすことはできないかもしれませんが、日々を振り返り、なるべく少なくする努力を重ねましょう。
目上や年上、諸先輩に対する態度や言葉使いが出来ていない方や物を大切にしない人が多いように感じます。
親が子供に常識や礼儀礼節をしっかりと教えなければ、世間からはじかれ、笑われることになります。
まずは親が手本。鏡になりましょう。
言動全てに責任を持って、言い訳のない日々を目指しましょう。
出来ないのにやりますと言ったり、「出来ると思ってました」という言い訳は見苦しいですよ。
嘘の始まりです。

 

今月の教え

思い遣り、気遣い、敬う心
祖父母両親家庭内から
目上年上諸先輩等々に対して
言葉使いに気をつけましょう
ありがとうには
ありがとうが返る
笑顔には笑顔が返る

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